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2014年6月11日水曜日

Intel D510MOにCentOS6.5をインストール その1


Intel D510MOにCentOS6.5をインストール

その1



ちょっと古めの省電力ボード、Intel D510MOにCentOS6.5をインストールしてみました。
Atom D510をオンボードのMini-ITXボードです。
今まではFreeNAS7を使っていましたが、クライアントすべてWindows8.1になってからファイルサーバとしてはSambaのバージョン違いが致命的になってきました。

そこでCentOS6.5にSamba4.0をインストールして快適なファイルサーバへ更新します。
手順は以下の通り。ほとんどがココと同じ手順ですが、やはり仮想マシンと実機での違いはあります。


  1. CentOS6.5イメージをダウンロード
  2. インストールイメージをUSBメモリに書き込み
  3. USBメモリからPCを起動してCentOS6.5をインストール
  4. インストール後の設定(SSHができるまで)


ちなみにデータは外付けHDDに書き出してあります。ファイルサーバ構築後に戻すつもり。











1. CentOS6.5イメージをダウンロード


CentOS6.5トップページはここです。CentOS6.5のISOイメージを探します。

http://www.centos.org/

ここの「Get CentOS Linux Now」からたどっていくと、ダウンロードページにたどり着きます。
そのまま「Download now. 」だと4GB越えのISOイメージがダウンロードできます。

今回は最小構成でインストールしますので、CentOS-6.5-x86_64-minimal.isoをダウンロードします。「alternative downloads」をたどってください。




あ、Intel D510MOは64bitOSに対応していますが、32bitOSのみのボードはi386からダウンロードしてくださいね。

適当なフォルダ/デスクトップにISOイメージを保存します。


2. インストールイメージをUSBメモリに書き込み


今回のサーバ機はCD/DVDドライブがありません。ですのでUSBメモリにCentOSのインストーラを作ります。
CD/DVDドライブがある人はそのままISOイメージをCD/DVDに焼き付ける方が早いです。


作ると言っても手順は1つ。

http://www.si-linux.co.jp/techinfo/index.php?DDforWindows

この「DD for Windows」で先ほどのISOイメージをUSBメモリに書き込むだけです。
Windows機にUSBメモリを差し込み、「DD for Windows」でISOイメージとUSBメモリのドライブレターを指定するだけです。

今回はWindows8.1で512MB(いまどき無いで)のUSBメモリでやってみます。もちろんISOイメージが4GB越えの方は8GBのUSBメモリが必要ですよ。

「DD for Windows」、今はバージョン0.998がダウンロードできるようです。ダウンロードしてzipファイルを適当に解凍します。
Windows7、Windows8、Windows8.1では解凍してできたexeファイルを右クリック→管理者として実行する必要があります。




DDWin.exeを選択して、管理→管理者として実行でもOK。




管理者として実行できていればUSBメモリが認識されます。
ファイル選択ダイアログでは拡張子 *.ddi がデフォルトになってますので All Files(*.*) に変更します。そしてCentOS6.5のISOイメージを選択すると。

「<< 書込 <<」ボタンを押して数分待てばCentOS6.5インストールUSBの完成です。


# Fedora Live USB Creator とかあるみたいですね。上の「DD for Windows」で上手くいかない場合はいいかもしれません。





3. USBメモリからPCを起動してCentOS6.5をインストール


Intel D510MOにUSBメモリ差して起動。
< Boot Menu : F10 > です。F10キーを連打しておくと起動するメディアを選択できますので、先のUSBメモリを指定。
あとはココと一緒です。CentOS6.5のインストール手順そのまま。

「Install system with basic video driver」を選択してくださいね。

違うところはここかな。




「installation Method」は「URL」ではなく、「Hard Drive」です。USBメモリ上にインストーラがありますので。



「Select Partition」は適当で、/dev/sda1 から試してみてください。ほとんどが /dev/sda1 だと思いますが。



あと、物理サーバということでディスクは冗長化しています。
ほんとは2TBを2本でRAID1のつもりだったんですが、元々FreeNASのデータをそのうちの1本に退避しているため、2TBと300GB(古。。。)の2本でRAID1です。

RAID1でのCentOS6.5のインストールはこちらの

ITわかり隊 - CentOS6.5 x86_64 のインストール(RAID1)
http://ufuso.jp/wp/?p=13196

さんが参考になります。

ディスクの容量はぜっっぜん一致していませんが、無理やりRAID1にします。
システム構築後、300GBのHDDを取り外し、LVMを2TBまで拡張し、データをコピー。
全コピーを確認したら、再びRAIDメンバにディスクを加えます。

この作業は後ほど。



4. 起動後の設定(SSHができるまで)



あとはほっておいたらインストールが完了します。
netinstall.isoの人は何をインストールするか選択画面がありますが、minimal.isoだと選択画面はありません。
本当に何をインストールするか取捨選択したい人はnetinstall.iso一択でしょう。

インストール完了し、コンソールにログイン画面が出れば以下の設定をします。


SELinuxを無効にする

SELinuxを無効にします。
vi コマンドはVIエディタです。テキストエディタのようなものですが、使い方が特殊です。
ここで勉強が必要です。http://net-newbie.com/linux/commands/vi.html

とりあえずは
Escキーでコマンドモードに戻る → :q (viエディタ終了)、:w(上書き):q!(上書きしないでviエディタ終了)
ってところでしょうか。


[root@centos ~]#  vi /etc/sysconfig/selinux

# This file controls the state of SELinux on the system.
# SELINUX= can take one of these three values:
#     enforcing - SELinux security policy is enforced.
#     permissive - SELinux prints warnings instead of enforcing.
#     disabled - No SELinux policy is loaded.
SELINUX=disabled
# SELINUXTYPE= can take one of these two values:
#     targeted - Targeted processes are protected,
#     minimum - Modification of targeted policy. Only selected processes are protected.
#     mls - Multi Level Security protection.
SELINUXTYPE=targeted



SELINUX=disabledに変更します。
再起動後に停止されてます。(get enforce が Permissive で停止中)



ネットワーク設定を確認する


ネットワークインターフェースの名称はOKですか。
/network-scripts/  以下にファイル名としてインターフェース名が存在してますので確認してみてください。


[root@centos ~]# ls /etc/sysconfig/network-scripts/
ifcfg-eth0   ifdown-isdn    ifup-aliases  ifup-plusb     init.ipv6-global
ifcfg-lo     ifdown-post    ifup-bnep     ifup-post      net.hotplug
ifdown       ifdown-ppp     ifup-eth      ifup-ppp       network-functions
ifdown-bnep  ifdown-routes  ifup-ippp     ifup-routes    network-functions-ipv
ifdown-eth   ifdown-sit     ifup-ipv6     ifup-sit
ifdown-ippp  ifdown-tunnel  ifup-isdn     ifup-tunnel

ifdown-ipv6  ifup           ifup-plip     ifup-wireless



上の例だと  ifcfg-eth0  ですね。
VIエディタで中身を確認します。




[root@centos ~]#  cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0"
BOOTPROTO=none
IPV6INIT=no
IPV6_AUTOCONF="yes"
NM_CONTROLLED="yes"
ONBOOT=yes
TYPE="Ethernet"
UUID="444d8d1a-6d6c-4181-ad99-f5eefafe0054"
IPADDR=192.168.1.12
PREFIX=24
GATEWAY=192.168.1.1
DNS1=192.168.1.1

DEFROUTE=yes
IPV4_FAILURE_FATAL=yes
NAME="System eth0"
HWADDR=08:00:27:E0:F4:63
LAST_CONNECT=1389591754



青字のところが設定されてますかね。インストール時に設定してれば変更なしのはずです。
固定IPでの運用で、DHCPでインストールしてれば固定に変更してください。

設定がOKならシステムを再起動します。


[root@centos ~]#  shutdown -r now


再起動後、SSHでコンソールができればOKです。





ちなみにシャットダウンは


[root@centos ~]#  shutdown -h now



です。お忘れなく。



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